東部市場前

過去から来た猿

ビビッドレッド・オペレーション4話を視聴し幸せになった人間の肖像。

  • 終始フェティシズムと引用への反応でもって視聴しています。
  • 救済。まあ救済とか言ってもスマプリがそうであったように結局は話の盛り上がりのさなかでアニメーションの動きの緩急に劇伴とSEが適切に配置されることによって生まれる気持ちよさ、へのフェティシズムであって、加えてエピソードのモチーフ(後述)が当方の好むところであったために折から弱っていた精神に強く揺さぶりをかけただけ、なんだけど、そのように分析し把握することと心浮き立ち思わず涙ぐむことは普通に両立する。
  • あかねちゃん。ここまで単なる異常性としてスルーしてたけど、空飛ぶバイク的な物体に乗りながら新聞をポストに投げ入れられるくらいには元々動体視力や反射神経のすぐれた娘ではあるのか。であればこそ天元無心流なんたらかんたらのわかばちゃんと伍しうる。
  • あおいちゃん。OPで岸壁をトンッ、トンッと歩くモーションをリアル人体で再現して気持ちの悪いことになったりしました(報告)。やはりアニメーション特有の気持ちよさだと再確認。
  • わかばちゃん可愛い子ずき。それは天元(略)の自分を可愛くないと思っているから、とか5秒で言い立てられるメカニズムで大変邪悪なんだけどまあそんなことはどうでもいいじゃないですか。ひまわりにわざわざ持参した服を着せてもだえてるわかばちゃんと可愛い格好をさせられたひまわりちゃんが見られたんだからいいじゃないですか。
    • あの服は自分で着ようと思って買った(だから胸周りが小さい)けど気後れしてタンスの肥やしと化していた学派とただ可愛い服を眺めて悶えたかった学派、それからモモに着せようとして買った学派の飽くなき抗争がですね。
      • おっと肝心のひまわりちゃんに着せるために買っておいた学派の存在に言及するのを忘れていた。面識が無いわけではないようだし。つまり最近急激に胸が膨らんだor着痩せするタイプ説がですね。
  • ぶつぶつだめー!
    • ひらがなで書くと幼女っぽい。
  • ひまわりちゃんもっとボーっとした娘かとOPの印象だけで思ってたけど結構クールでめんどくさくてささみさんライクである。学校的にどういう扱いになっているのは分からないけど、とりあえず遠隔操作で授業風景を窃視する程度には未練があるという。
  • にしてもこの内田彩は大層よい。服部静夏の尖って清冽な印象しかなかったんだけど、こういうハスキーなのもできるんだ、という。
  • 匿名掲示板をハッキングで顕名化する過去エピソードの妙な生々しさ。
    • 示現エンジンの偉大さを説くくだりからも窺えるように、ひまわりちゃんは人々に恩恵を与えられる存在としての科学技術(まあ両者は本来別物なんだけど現代日本では一緒くたにされていて、このアニメも先行作品からの引用によってその伝統的科学技術観に乗っかっているので)を尊んでいて、だから「技術を持った自分」が困ったクラスメイトを助けようとして裏切られた/人の輪から拒絶されたので「外」=人々のいるところに出なくなる、という論理展開は自然なんだけど、どうしても妙に生々しい。多分当方がインターネットのやりすぎ。
  • (前述)について後述すると、重い人がまっすぐお気楽な人にすくい上げられたり、現実に敗北し続ける人が概念めいた人に輝きを見たりするのに大層胸を打たれるタチで、つまりここではひまわりちゃん-あかねちゃんであるわけです。ところでひまわりちゃんを自分に(引きこもってたり工場好きだったり自分の好きのありようを内心で煮詰めて言語化済みなので他人があっさり好きと言うのが許せなくて相手を牽制してみたり自分の話の通じるとみた相手にはだーっと畳み掛けるように喋ったりまあそういうめんどくさい架空のオタク像に)引き寄せて救済をみることはまあ下品であって許せることではないし、やるなら全キャラ自分に引き寄せろよとかレトリックを掲げてごまかしてもいいのだけど、しかし、よろこばしい。
    • ひまわりちゃんはあかねちゃんに引っ張りあげられた!それでいいじゃないですか!
  • 他。
  • 前回の戦闘をスライドで確認するシーンは「瞬間、心、重ねて」なのかなーって。まさにドッキングじゃないですか。
  • やっぱりクラスメイト全員設定あったんだ。みんなかわいい。
  • 整流(?)プラントが実在のプラントをモデルにしたにしても結構薄汚れた色彩で、示現エンジンのテクノロジーとしての不穏さを思わせたり。
  • ドッキング後の外見はここまでで一番好み。マミさんのスタイルは確かに「大人」ではあったので、そのように指摘するのはある意味で正しい。
  • ED、あかねに背中をあずけるひまわりがよい。よい。
  • 言うまでもないことだけど(そして実際驚異的なんだけど)全シーン女の子が精確にかわいい。下手すると全カットに対して「××してる○○ちゃんかわいい」と言うことができる。コンセプトはそこで、そしてそれは大成功しているのでいいじゃないか、という。
  • 文章化しようとすると間投詞の羅列にしかならないので省いてますが、視聴中は終始口を半開きにして至福の表情を浮かべています。救済、と言うのはあながちレトリックでもない。脳の活動部位がなんちゃら。