東部市場前

過去から来た猿

ヱヴァQ。2回目。 前日にテレビ版DVD(03年にリリースされた5.1chリマスタリングの方)を観ていたので、あっちの方が全然面白いなどと碌でも無い放言をしたりした。 アスカが何かの精神分析の本で取り上げられそうな感じの、息子を支配しながら依存するタイ…

ヱヴァQ感想。初日初回。備忘。同行者との会話からの成果も込みで。ネタバレしか無い。 アスカ様!その揺るがなさと未練たらしさが堪らない! アニメ版・漫画版のなかでは一番魅力的ですね(数あるゲーム版やパチンコ版は一切知らないので除く)。お仕えした…

某氏と流れで、リトバス楽曲歌詞検討会めいたものを。結果的により理解が深まったような、余計にわからなくなったような。 一応の成果。「雨のち晴れ」がまんま『ONE』、とりわけ折原浩平消失後の里村茜視点SSとしか読めない。お前は5年越しに何を言っている…

一般論。 思春期特有の異能を用いて「守る」ために闘う青少年に対して大人の側が倫理観を発揮するのは時にむしろ傲慢ではあるでしょう。彼らの方が「強い」のだから。 実のところ、子供に対する大人の責務、というのは胡散臭いと思っていて、これはそもそも…

PUELLA MAGI MADOKA MAGICA THE MOVIE Part II: Eternal. メンズデー千円。結論から言えば正値を払ってもよかった。 上映時間の半分位は満面の笑みを浮かべていた気がする。WA2プレイ時とまったく同種の、往来で露呈すれば即ち公僕を呼ばれる類の邪悪さに満…

直近の記事、出力時はたんに深くけばだった響きが美しいというだけの話のつもりだったのだが、読み返してみるとあたかも自意識が外部と摩擦をきたしたり挙句破裂したりするのを誉めているようで恐ろしい。

自意識という音は美しい。破擦音と摩擦音しか無いから。

PUELLA MAGI MADOKA MAGICA THE MOVIE Part I: Beginnings. 悠木碧の舞台挨拶目当てで。チケットを分けてくださったt氏には感謝。怒りは持続しない。よって存外にフラットな面持ちでの鑑賞に終始した。することはといえば伏線の答え合わせ、キャラクタの顔面…

『TARI TARI』を最後まで。 雨が降ったり上がったりするアニメだったなあと。リアリティ高めにみえる画面の解像度を裏切るようにときどき脚本の説得力がどうにもゆるくて、意図的に半ば滑らせるような在り方を目指しているにしてもやっぱり画面に馴染みきれ…

高橋しん『雪にツバサ』を4巻まで。これで、サイカノ以降の単行本はおおむね読了済みとなったわけですが、ところで「読了済み」って完了形が重複してませんか? ステータスを確認しておくと、かつてサイカノを聖典と崇めていたこともあったが先だって再読し…

「われわれ」がしばしばわれわれと言いたがる理由、なるものを仮構するならば、まあ主語は大きければ大きいほど気持ちいいというのもあるわけですが、文の主張内容を「私」ひとつにすべて引き受けさせるのがどうにも怖いから、ではあります。自分と向き合っ…

だからー!現実なるものをゲームになぞらえることによって馴致しようとする試みはゲームのアナロジーによって捉え切れない対象の複雑さを露わにするばかりで挫折に終わるだけだって言ったでしょおじいちゃーん!なんかもっとむつかしいこと考えてた気がする…

モバマス近況。神が与えたもうたプラチナガチャチケの奇跡=SRいおりんを処分した元手で2枚目のSR楓さんを入手しました。まあそこに至るまでは紆余曲折もあったのですがめんどいので省略。協力いただいたプロダクション社長には感謝。目下育成中であります。…

WA2、冬っぽさはあんまり無い。宿命的なモチーフとしての季節・冬とか、降り積もり全てを覆い隠す雪のモチーフとか*1、寒くて互いを暖めあう、みたいなシチュはあるにもかかわらず。 降雪地帯の住人から見たら東京の冬なんてなまぬるいわ、とかゆーポジショ…

S.A.C.が大好きだったみなさん、いったいどこに姿をくらませたのだろうか、などと思う昨今であるわけですが、ああいう消え方は実際望ましいものではありますね。

われわれはDeNA社に「フェス結果集計中です!」というキャプションとともに高音で唸りを上げるサーバー群の映像のリアルタイム放映を求めないくらいの節度をすでに身につけてしまってはいるが、それを賢しさとみるのは実に思い違いだろう。

(前略) 以上を要約すると、「たたでさえ人間は叩かれたくないうえにインターネットはモヒカンでヒャッハーなので、多くの新奇な主張ははじめネタの体裁をとって主張される」「従来言われているように住人の入れ替わりによりネタがマジに誤読されることもあ…

WA2、麻里さんエンド(さん付けせざるを得ない)。 一般的な話題として、終盤のクライマックスにおいて主人公に予想外の行動を取らせることは、それ自体の意外性によって作劇を盛り上げるだけにとどまらず、プレイヤーとの分離を促すのかな、とか。しかし、…

WA2、小春エンド。 エピローグの叙述トリック、全く同じものを以前どこかで見かけた記憶がある。パルフェの明日香エンド? (識者からの情報を求む)

サイカノを再読する(数年ぶり数回目)。 当時極めて切実としていたのが、いまや分析的に読めてしまう、というのは悲しいことですよ。 まさしく、作者に言わせれば、「必要なくなってしまった」ってことなんでしょう(そうやってすぐナルシシズムに浸るのよ…

WA2を進めています(ワイルドアームズ2にあらず)。ここの推奨攻略順(元は確か丸戸の人のコメントか何かだった、ような)に概ねのっとって進めて、千晶ルートクリアまで。 真夏に冬ゲーなんて……と思っていたけどそういう次元ではなかった。地形効果(?)を…

『Rewrite Harvest festa!』をクリア。メモリーの空きがちょいちょいあるけど一応。 まあロミオもこういうこと書いてましたけど(←スタッフコメントを議論の補強に用いるという知的怠惰)、実際本篇のフォローでしたね。ファンディスクとしてそれはどうなの…

忙しくなるとブログが書けなくなるというのは単に時間が取れないからというよりも脳のリソースをその手の思考に割り振る余裕が無くなるからだと最近知りました。つまり出家も一段落し落ち着いたという。亡国のアキト1章観覧。 赤根和樹という人の監督作品に…

直近のエントリ、手癖で書いてるなー。ここ何年か、エロゲーについて語るときはほとんどそんな感じで本当によくないと思う。『春萌』の話をもうちょっとだけ。 東京と地方の対比、などと雑な括りをかましてみたが、実装としてはそんなに全般的なものでもなく…

『春萌』。今更(2006年のゲームは実に今更と称されるべきである)クリア。大学入学を控えた端境期の青年が東京と田舎の対比において前者から後者を訪ね(帰省し)、一種のモラトリアムの日々を送るという形式、旅立ちと別れのガジェットとしての鉄道など、…

あ、劇場版の後日談のシャマルさんはどう見ても管理局のみんなのアイドル兼・夜のオカズですよねって話を書くのを忘れてたでござるよ。

『魔法少女リリカルなのはA's』最終話まで。 田村ゆかりの「大人にな~っても わ~すれない」という歌声とともに高町なのは16歳の背中が画面に映ったので精神に多大なダメージを受けました。 13回分の刷り込みの効果ですね。 頭身がね、高すぎるんですよね。…

こんにゃく。

すぴぱら#01. そこそこ面白い内容で、シリーズ物ではあるけれど単巻でおおむねケリがついていて、そして続きが大して気にならない(けど出たら多分買う)、等々幾つかの点でまほよとパラレルではあって、こうしたつくりが取られてしまったことに、制作者が直…

かがやいてすまーいるぷーりきゅわ。18話。 なおが転倒することによって想い出は完璧として永遠になったし、実際この辺が現代において正当性と支持を確保できるぎりぎりのラインではあるように思う。 まあそれでも気持ち悪いものは気持ち悪いんですけどね。…