東部市場前

過去から来た猿

  • ひまわりちゃんのおっぱい、とつぶやく日々。ひまわりちゃんのおっぱい。
  • !! #10. さわちゃんにとってのデスデビルって一側面、中二病の問題圏めいてはあったのか、と。本人がパブリックイメージを気にするあまりひた隠しにするけどいざバレてみると何ともない、どころかむしろいっそう尊敬されてしまう点まで含めて。
    • 中二病は過ぎ去ったけどまだ学園生活やらんといかんのよね」ってのが高二病問題としてあって、穿り返された過去の行状を羞じ、悶えるキャラクターを眺めて僕らはへらへらと締まらない笑みを浮かべることができる、らしい。気持ち悪いよね。ところでさわちゃんにとってのデスデビルとはそうではなくて、本人が惧れるのはあくまで「自身のツッパってた過去が生徒のツッパリのエクスキューズとして提議される」こと、まあもうちょっと一般化すると自分のオトナなイメージが崩れることであって(だったどう見てもあの学校に不良とかおらんでしょ、そうしてギャグに昇華しつつひそかに指し示すこのアニメの手筈のよさ、抑制の利いたありようには舌を巻く)、デスデビルのボーカル・キャサリンとしての過去それ自体を羞じてはおらんのですよね。だからさわちゃん、デスデビルはそんなんじゃねーってブチキレてステージ上がっちゃうし、(あとこれ俺がメタルにとんと疎いからかもわからんけど)それ自体普通にかっこいい。
    • 中二病の問題圏、と書いたけどより巨視的にはそうでもなくて、さわちゃんの教師としての義務感にナルシシズム入り混じったふるまいとか唯の「わたしも、大人になったら大人になるのかなあ……」って名言とかうさぎと亀のモチーフとかが寄り集まり全体として浮かび上がらせる放課後ティータイムのゆっくりとした歩み、のさなかにデスデビルと放課後ティータイム、とか大人=先生=さわちゃんと子供(大人未満)=生徒=あの5人、という対置の機序がみとめられるわけですよ。何か部分的に間違ってる気がする。