東部市場前

過去から来た猿

ビビッドレッド・オペレーション2話を観て幸せになっている人間の肖像。

  • あおいちゃんのぱんつ!わき!
  • おんなのこがでこちゅー!
  • 期せずして、ストライクウィッチーズ3をやろうとしてるように見えるんですよね。「で、結局ネウロイの正体って何なの?」という疑問への回答。そんでそれは戦略的な身振りなどではなく、「脚本とコンテで、第1話だけで半年以上かか」ったという必死の製作状況から意図しないところで出てきたものなんだろうな、と。たんに持ち札がそれしかなかった、というような。
    • というのは1話で樹に登るあかねを見てまず思ったのだけど。1期1話の宮藤かと。ついでに猫でなく鳥、のモチーフは1期最終話=2期1話。
  • 「無辜の市民の生活を脅かす外敵」として置くことで、二次大戦エース女体化美少女に殺し合いをさせず、かつ政治的正しさを確保するための処理、という作品外の話を脇によけると、「何か人類このままにしとくと大量殺戮しまくるし地球環境破壊しまくるからガイア的には免疫反応出しとくよ」ってノリで地球から生み出されたのがネウロイ、という発想は結構すんなり出てくる(一応書いておくとビビッド発表前から考えついていた)。科学力によって資源を食い潰してガンガン発展しようとする人類とボロボロにされては堪ったものではないのでこれを押し留めようとするガイア、という90年代にそこそこ流行った環境問題のモチーフを具象化したのが示現エンジンとアローンの関係に見える。なにせ前者はちんこだし。
    • 放映前に示現エンジンの設定を初めて知ったとき、反射的に伊吹マヤ二尉の「さすがは科学の街。正に科学万能の時代ですね」というセリフが脳内再生されたわけで、まあそうした視点も欠かせなかろうと。
  • ただそれだけだとつまんないのでもう一捻りしてくれるものと期待してます。
  • で、まあ戦場にあって(戦闘機や軍艦とともにあって)、曲がりなりにも兵器のフォルムであるストライカーユニットを履いていないと結構妙に見える。何か人間が宙に浮かんでるんだが??的な。前提として現代の戦場、なのでプリキュア的に見ることも難しい。華奢なおんなのこがでっかいゴルディオンハンマーを振りかぶるとかその辺り、ちょい昔の深夜アニメの劇中劇、戯画的なパロディとしての魔法少女ネタがしかしredjuiceの人とかのかっこいいデザインでそのまま一本の作品になったのかのような奇妙な感覚ではあって。戦闘じゃなくて退治、だなあ。
    • 余談だけどもストウィチは、芳佳ちゃんが何回かやっていたように、敵に接近して後傾しながら魚の大物を釣るようなポーズで引きつけて射撃する、というのが手に汗握る感じで気持ちよかったですね。命を賭けて闘っている、という感覚がある。全体としてはまあモンハン的な狩りの爽快感、というのは当時誰かが書いていたことの受け売りなんだけど。
  • ここまで世代を経、作品を経てもなお、とりあえず防衛軍が出動したりあおいちゃんあかねちゃんがアローンのことを「怪獣」って呼んだりするくらいにはガイナ由来の特撮のエッセンスが残っていて、けれどもストウィチよりはぐっと魔法少女側に寄せているので足元がぐらつくなあ、とか。
    • 特撮+魔法少女物でヒロインが合体したのでとりあえずミカるんX、と言っておく。
    • 女の人が出てきて転校してもらうわとか言うタイミングで引きが見えたので「つづく」って叫んでしまった。レントンか。
  • トマトは医者いらずと言いますね。
    • 瞬時に連想されるこんにゃく。南の島でヒロインが畑で野菜作り。
  • あっほむらちゃんがまどかみたいな武器で!
  • 他、2話になってぐっと面白くなったなあ、とか何とも言えない寒気がするなあ、とかストウィチよりも3Dの軍艦が心地しょぼくなった気がするよ同じグラフィニカなんだけど、とか。
  • で、1月期の間に何話まで放映してくれるんでしょう。