東部市場前

過去から来た猿

SWTM. 配布特典目当てに2回目の鑑賞。

宮藤の宮藤性とは軍規を超越する概念であり、設定上は正規の軍人としての養成課程を経ずにもっさんに直接採用されたことによって裏付けされ、しかも実はウィッチであることとすら無関係に成立する(2期最終話Cパート参照)。彼女の影響によって501JFWの仲間のみんなが変わっていくのが1期終盤、変えられたみんなが「命令無視の独断専行」(ペリーヌ談)によって何かを手に入れていくのが2期であったわけですが(元から処分対象の常習犯だったというエーリカやシャーリーを除く)、それが戦中における旧日本軍の暴走を想起させてやまないというのはさておき(ある種の王道作品における精神論の跋扈など今に始まったことではない)、新キャラ・服部静夏をある種の鏡として、ウィッチでなくても宮藤は宮藤、しかし仲間のみんなが呼んでいるから飛ぶのが宮藤(それが本人にとっての幸せであるのかはここでは措く)、と、その世界におけるポジショニングを(再)確認するおはなしだったのではないかと思います。

特典目当てとはいえ3回目はさすがにつらいので来週はどうしよう。宇宙戦艦ヤマトプリキュアオールスターズも観たいし。

ところで、宮藤のいわば後輩キャラの投入によって、ウィッチを「卒業」する501のみんな=3年生、静夏=あずにゃんという『けいおん!!』風読み替えの可能性がひらけてしまったわけですがどうしましょ、というのはこの感想の3枚目を見て気づいたのですが。
とはいえ、宮藤は元々、家系的に「あがり」がなさそうなので、一捻り必要にはなってくるのだけど。