東部市場前

過去から来た猿

グランジェ7話。
運命の果実を一緒に食べよう。
こういうの、絵コンテが良いっていうのかな。テンポ、だけではちょっと包括しきれないような良さ。
欠乏下にあって先ず与えることのいかに難き/尊きことか、とは思うわけで、幼女ムギナミは先ず与えることができた、その事実をもって一足飛びに彼女も家族が欲しかったんでしょう、と総括するのは悪趣味だけども、しかし、まあ、そういうことなのでしょう。
ところで、和解においてムギナミが「この街」と名指す必然性が作中のロジックのみから導き出すには少々苦しいように感ぜられ(単に「ここ」でいいじゃん)、やっぱこのアニメ、鴨川でなくていいしロボットいらないし、である。
そんなに鴨川鴨川言うのは何か疚しいことでもあるんですか、と言いたくなるゴリ押しは端的につたないし、メインの三人娘が誰ひとりとしてロボットを第一に欲望してないのがイタいのかな、と思います。まどかは鴨川大好きだし(しかしそれは「鴨川」である必要は実のところあんまりない)ランはまどか大好きだし、ムギナミはヴィラジュリオへの手段としてしかそれをみてない。